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今日の富士山 

今日の・・・という見出しをつけましたが、11月初めに撮影した写真です。

場所は 「西臼塚(にしうすづか)駐車場」 で、富士宮市と御殿場市を結ぶ表富士周遊道路(富士山スカイライン)の途中にあります。ちょうど富士市との境で、新五合目へと向かう山岳道路の分岐が、このすぐ先にあります。西臼塚は富士山南斜面の中腹に位置する標高1,293mの噴火口を持つ小さな寄生火山で、周辺にはブナ、ミズナラを中心とした広葉樹林が残り、1年を通して多くの野鳥が見られ、数は少ないですが、フクロウ類も棲息するようです。
夜になれば、天体観測を楽しめる場所としても知られています。

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この日は暖かな晴天で風の強い1日でしたが、紅葉見物の方が多く見られました。
この道路を利用すると、御殿場インターから約30kmの所にこの場所があります。そこから富士宮市街地方面に下り、国道139号線を北上すると、富士花鳥園があります。
富士花鳥園 ⇔ 西臼塚の区間は、およそ40分程度でしょうか。

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山頂左上のピークが富士山の最高地点である剣ヶ峰で、標高3776mです。
11月4日からは自動車ナンバーに、 ご当地ナンバーの 「富士山 」 が導入され、富士山を取り巻く静岡県と山梨県の5市4町4村が対象地域となりました。希望番号で人気なのは、3776(標高)と223(富士山)で、対象地域である富士宮では、富士山が刻印されたピカピカのプレートをつけた車が、早速走っています。

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西臼塚から見た宝永山です。
江戸時代の宝永4年(1707)12月16日の噴火で形成された、富士山本体南東にある寄生火山で、標高は2693mです。この噴火では溶岩の流出はなかったものの、軽石を含む大量の火山灰で甚大な被害を受け、御殿場、小山、山北町一帯は最大3mに及ぶ火山灰が積もって壊滅的状況にあり、江戸にも4cmの降灰があったとか。現時点では、これが最後の噴火です。

ドライブコースを変えることで、新たな発見や違った楽しみを味わえると思います。道中には多くの観光施設が点在していますので、富士花鳥園のご来園と合せた旅行計画の参考となれば幸いです。

今日の富士山 

11月1日撮影
081102-1.jpg富士花鳥園から車で15分程にある 「田貫湖(たぬきこ)」 から見た富士山です。この湖はヘラブナ釣りが盛んに行われているのでボート乗り場があり、釣り人の姿を良く見かけます。

081102.jpg元々は狸沼と呼ばれていた小さな沼地でしたが、関東大震災の影響により、周辺の水の供給を賄っていた芝川の水量が減少したことから、農業用水を確保するために1935年(昭和10年)から狸沼に堤防を建設し始め、沼を人工的に拡張しました。これにより、706,000m²の貯水ができる人造湖となりました。その後も水田の増加などで水の需要が拡大し、堤防の拡張工事を行い貯水量を増やし、現在のような湖の姿となりました。

081102-2.jpg周囲4kmの湖で、湖畔には木々が茂り、湖に映る逆さ富士も美しい場所です。

081102-4.jpg富士山側は湖の東岸になりますが、西岸には天子ヶ岳、長者ヶ岳が連なり、ハイキングコースになっています。北岸にはバンガロー村、南岸にはキャンプ場が設けられ、連休や週末にはアウトドアを楽しむ人で賑わいます。

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4月中旬?5月中旬のレンゲツツジとヤマツツジの群生が見事な場所です。
富士花鳥園にお越しいただく計画の中に、盛り込まれてはいかがでしょうか。

パール富士 

昨年の11月に撮った写真です。
081024-2.jpg確か23日だったと記憶しています。この日は富士山頂に掛かる月 「パール富士」 が見られるとあって、大きなレンズの付いたカメラを富士山を向けてセットされているカメラマンが沢山集まっていました。

081024-1.jpgここは富士花鳥園から車で10kmほど南下した、富士ミルクランド に近い場所です。

081024-5.jpg2枚目の写真のアップです。
この日は丁度満月にあたり、月全体が姿を現すときに山頂の真ん中を登ってくる様子を撮影できる場所として、話題となっていたようです。

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パール富士は月、ダイヤモンド富士は太陽が山頂に掛かる現象を呼びますが、その定義は、富士山の山頂の真ん中に重なった状態のもの とされています。ですから、2枚目、3枚目がそう呼ぶにふさわしい写真です。

今日の富士山 

10月19日に撮影した富士山です。この日は晴天の澄み渡る秋空で、夕日に照らされた富士山が美しかったので撮影しました。
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ここは、富士花鳥園から車で5分程の、南東に位置する小高い丘から撮った写真です。山裾のほうまで広く富士山を見渡せる、非常に見晴らしの良い場所です。

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今年の初冠雪は8月9日でした。大正3年(1914年)に記録された、8月12日以来の記録です。その年の最高気温を記録した後の冠雪を「初冠雪」と呼ぶそうで、盛夏を過ぎる9月上旬頃まで待ってから、発表されます。

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この一帯は、広い酪農地帯です。
昭和20年代初頭に、この西富士地区に長野県から分村が行われました。戦後の厳しく貧しい状況の中、入植者による強い開拓精神によって、溶岩と火山灰の堆積した荒野に牧草地が切り開かれ、乳牛飼育が始まりました。その畜産が、富士宮市の農業生産額の70%を占める主要産業にまで発展した歴史があります。

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「大沢崩れ」 を大写ししました。富士山の真西側にある大規模な侵食谷で、最大幅500m、深さ150m、頂上の火口直下から裾野まで達している、800以上もあるといわれる谷の、最大侵食谷です。
崩壊は現在も進行中で拡大しており、落岩が絶えません。崩壊は約1,000年前に始まったとされ、現在では、1日あたり10トン積みのダンプカーで28台分に相当する、275tほどの崩壊量があるそうです。砂煙が上がっていることは頻繁で、崩壊し落岩していく様子が見えることもあります。




影富士 

とて珍しい富士山の現象が撮れましたので、ご紹介したいと思います。
これは、今日の朝7:00に富士花鳥園のすぐ近くで撮った富士山の写真です。

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画面から少し遠目に見て頂くと、うっすら富士山の上に富士山の影が映し出されて
いるのが分かりますか?
これは影富士と言って、富士山自身の影が日没前や日の出の直後に、
太陽の反対側の雲海や地表に投影する現象です。

同じ場所から4日位前に撮った富士山です。

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この時は、富士山は帽子をかぶっていました。 この様な後には雨が降ると
言われています。

富士花鳥園の周辺には、富士山の撮影ポイントが数えきれない程あります。
毎日、毎日、違う顔の富士山が撮影できると思います。

これからの季節は、朝霧という地名だけあって、霧の深いこの周辺も
比較的富士山がきれいに見えやすい季節となっています。

富士花鳥園に起こし頂く目的の一つに、富士山の撮影を兼ねている
お客様も多くいらっしゃいます。

皆様も、最近雪化粧を始めた富士山を見に是非お越し下さい。