アブチロン2013新品種 

こんにちは 植物スタッフの篠原です。

2011年からはじめたアブチロンの品種改良、2012年に従来の木立系アブチロンよりコンパクトに仕上がりかつ花着きが良い系統を選抜し、カラフルなカラーの花を集めて命名し、「カクテルシリーズ」としてリリースしました。
温室内の花売店や都市緑化フェアTOKYOの花鳥園ブースで販売し、多くの方にお買い上げいただきました。
今年も今までにないアブチロンを目指して百数十交配を行い、その数千株の実生の中から選抜し、品種改良を進めています。
今年からは1品種1品種が個性的な品種を目指したいので、2012年のカクテルシリーズのようにシリーズ化してのリリースは行わない予定です。

早速、2013年新命名品種を発表したいと思います!

1品種目はこちら!
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ブログで何度か紹介した1節に3花以上をつける珍しい性質を持った品種です。
アブチロンの中ではかなりの矮性で、上の写真は2年生マザー株(実生)ですが樹高1m以下です。
スカーレットカラーの花がたわわに咲く様子が、樹上にとまるショウジョウトキの様子に似ていたため、
英名の「スカーレット・アイビス」と名付けました。
昔のキャ○ンさんのCMをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
ちなみに、スカーレット・アイビスはトリニダード・トバゴの国鳥で残念ながら富士花鳥園にはいません(^^;
松江、掛川、神戸の花鳥園におりますので、ご覧になりたい方はお近くの花鳥園へどうぞお越しくださいませ!

2品種目はこちら!
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昨年の原色系カクテルシリーズとは異なり、パステルカラーの品種です。
この品種もスカーレット・アイビス同様、極矮性で花着きのよい品種です。
この品種は「プティ・フレジェ」と命名しました。
フランス語でプティはご存知の通り「小さい」という意味で、極矮性の性質から取りました。
フレジェは「苺の木」とか「苺のケーキ」といった意味があり、イチゴミルキーな花色から付けました。

最後にこの品種!
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先の2品種とは毛色の異なる品種です。
チロリアンランプと呼ばれるつる性の一般的なアブチロンの血がクォーターで入っています。
そのため花着きは先の品種と比べると少なく、花茎が長く垂れるように咲きます。
様々な血が入っている分、個性的な花を咲かせてくれます。

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花のアップです。
他にあまりない特徴としてはガクがバイカラーになり、黄緑をベースに基部が少し赤味を帯びます。
私はこの品種に「あかね富士」と名付けました。
英語、フランス語と来て日本語です(笑)
花の形がどことなく富士山・・・ガクは雪で花弁が山肌、花弁の脈はまるで溶岩の流れた後のように見えます。(私には・・・)
花弁のオレンジ色とガクの赤らんだ様子が私に秋の夕暮れの富士山をイメージさせました。
今月に決定を控えた富士山の世界文化遺産登録もあり、登録記念の意味も込めて「あかね富士」と命名させていただきました。

上記品種はまだ販売はしておりませんが、温室内レストラン裏通路のひな壇にて展示中です。
カクテルシリーズは温室内花売店にて販売しておりますのでぜひご利用くださいませ。
(花売店は富士花鳥園温室内にありますのでご利用には別途入園料が必要となります)




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今年のアブチロン生産始めました 

こんにちは 植物スタッフの篠原です。

冬の間は発根や成長が鈍く、生産を中止していたアブチロンですが、春からの販売に向けて生産を始めました。

温室内のミニ温室ワーディアンケースにて挿し木増殖中。
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このワーディアンケース、メインは球根ベゴニアやストレプトカーパスの発芽用なのですが、この冬はフクシアやアブチロンの挿し木にも利用してみました。
効果はバッチリですよ!

2013年はさらに新品種をいくつかリリース予定です!

以前紹介した個人的に期待大の品種
マルチフラワータイプのスーパードワーフアブチロン(長い・・・)も増殖中です!

まだ名前が無いので、命名したらブログで発表したいと思います!!

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花色は元気いっぱいスカーレット!

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特徴は、1節に3花咲くと言うマルチフローラ(多花)性と鉢花向き小型のドワーフ(矮性)タイプということ!
通常のアブチロンは大型樹形タイプですと1節に1花が普通で、近年改良された矮性タイプは1花~2花が多いです。
この品種は80%以上の確率で3花が咲き、さらにはもっと多く花を着ける事があり、写真では良く見ると1節に5花も蕾が着いています!!
(正確には4個の花茎が上がってきて、内一茎が2つに枝分かれして2花になっています)

私の知る限りで1節に3花がコンスタントに咲くアブチロンは世界初!!!!!!

もう一度言います。

「1節に3花がコンスタントに咲くアブチロンは世界初!!!!!」

ちなみにこれ、狙って作りました。(ドヤ顔)
1節に1~2花咲く近年のアブチロンも、良く観察してみると品種ごとに2花咲く率が違い、その木の全ての節のうち20%程度が2花(他は1花)というものから80%以上が2花というものまで様々でした。
そこで、80%以上の2花率を持つものをいくつか選んで交配したところ、その子供(F1)の中からほぼ100%2花で咲く品種がいくつか出来ました。
さらに、その品種たちを育てて観察していくと生育状態が良い時期には極まれに3花になる品種が一株だけあるのを見出しました。
「これは、使えるかも・・・」と調子に乗って更に交配を続けます。
アブチロンはセルフ(自家授粉)が採りにくいのでこの品種と2花率100%の兄弟を選んで交配しました。
そして、ついにその子供(F2)中で一株だけ1節に3花咲く品種を見つけたのがこの品種です。
条件がよければ80%以上の節で3花を着けます。
(逆に枝の生育が旺盛すぎると2花になってしまいます)

アブチロンって大型になるんで育種スペースが限られて結構大変なんですよ、実は。
他の担当のプールベンチ(栽培用ベッド)を「ここ、空いてる・・・よね?」とチーフの権力を振りかざしつつ拝借しながら育苗・選抜し、気付けば長期滞在でわさわさと茂って他のスタッフから「邪魔だよこれ・・・」という冷たい視線もうっすら感じつつ何とか作り上げました。


この品種を元親にして3花系のカラーバリエーションを増やして、さらなる発展も目指していますのでお楽しみに!!




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アブチロンの変異 

こんにちは 植物スタッフの篠原です。

相変わらずアブチロンの交配を続けていますが、花着きや株型はまだ改良の余地があるものの、花自体のバラエティーがそんなに大きく発展せず、頭打ちに・・・
もともと暖色系のカラーしかなく、単色が基本なので中々目新しい花を目指すのは難しい植物。

そこで、実生個体群の花型をいつもよりじっくり観察してみました。
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こちらはウキツリボクとの交配種でF1は大抵この花型になります。
下向きに咲き、ガクが赤く花弁が黄色いというパターンです。

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上記品種系をさらに交配すると大抵ガク色が消えてこんな感じになることが多いです。
いつもなら、見逃してましたが、良く見ると弁の先がほんの少し尖ってます。
こうした変異も集約すればブルグマンシアのように弁先が伸びた品種ができるかも!?

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こちらは良く見る花型で、ちょっと抱えて咲くタイプです。

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上の品種とは逆に、反り弁で咲くタイプです。ちょっと弁質はフリル状になっています。
こうやってくらべると全然違いますね・・・

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今回の中で一番特徴的だったのがこの花型。
良く見ると、弁縁に小さな切れ込みが入ってギザギザしています。
こうした遺伝子も集約すれば面白そう!


良く見ると、結構個体差が大きく、変化は小さくても特徴的なものがまだまだありそうです。
こうした小さな変異をうまく進化させて新しい品種を作りたいですね!!


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アブチロン次世代型品種 



こんにちは 植物スタッフの篠原です。

今年5月から新品種カクテルシリーズを販売開始しましたが、予想以上の売れ行きで第一回繁殖の苗は5月にほとんどの品種が完売してしまい、6月は店頭から姿を消してしまいました。
全品種ではないですが、なんとか第2回増殖苗を6月下旬から何とか店頭に出すことができ、次回の苗も随時生産中です。
もし、お求めに来園される方がいらっしゃいましたら、事前に富士花鳥園(花売店)までお問い合わせいただければ在庫確認いたします。お取り置きも可能ですのでよろしかったらご利用くださいませ。

アブチロンの生育に適したシーズンなので、品種改良を本格化し、次の世代の選抜や次次世代の育苗もはじめました。
鉢花向けアブチロンの品種改良をしていく中で、どうしても求められるのが花着きの良さ。
アブチロンの場合、各節に花が着くので単純に花着きを良くするには分枝を多くするか、1節に咲く花の数を増やすかが基本。
分枝の良さは結構クリアできるのだが、1節に咲く花の数はなかなか難しい。

基本的にアブチロンは下の写真のように1節に2花咲くことが多く、環境によっては1個になってしまうと言う品種がほとんど。
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そんな中、交配種の中に、基本的に節に2花咲くのだが、たまに3花着くものが生まれた。
その品種を親として交配した中から3花をベースで着ける品種が生まれました!

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こんな感じで各節3つの蕾が着きます。

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花はかなりド派手な赤カラーで花首が短いので横向きに咲くし、矮性で分枝もよい期待の品種。

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こんな感じで花着き抜群!
これを親に1節3花アブチロンのシリーズもカラーバリエーションを増やしていけたらいいなと思っています。


アブチロンポット苗の販売 

こんにちは 植物スタッフの篠原です。

昨日からGWが始まりましたが、GW初日は絶好の観光日和で気持ちの良いお天気でした。
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家族連れでにぎやかな園内はスタッフも楽しくなってしまいます(^^

前回の私の担当ブログでアブチロン「カクテルシリーズ」の販売の紹介をしました。
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こんな感じで花着きの良いそのままディスプレイできる鉢花のみの販売でしたが、
「自分で咲かせて見たいから」「何品種もまとめ買いしたいから」「持ち帰りやすい大きさで」
といった理由で小さな苗の状態で買いたいと仰るお客様が結構いらっしゃいます。
そこで、そんなご要望に応え、ポット苗でも販売を開始しました~~~(^^♪
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2.5号ポットつぼみ付きの苗で500円ワンコインで販売中です!

20120429ココナツ
自家製ラベルには花の写真が載っていますので、開花していなくても花の様子が分かります。
裏面には簡単な育て方を載せていますのでご安心ください☆

カクテルシリーズは暑さで他の植物が弱ってしまう夏でもカラフルな花を咲かせ続けます!
これからの季節にお勧めですよ!!


名前大募集中です!!
現在、富士花鳥園では、新しく誕生したエミューや新たに仲間入りした
うさぎ・オオハシの名前を募集しています!!
是非かっこいい&かわいい名前を付けてあげてください!
募集は5/15までとなっております!お早めにご応募下さい!
詳しくはこちらのブログをご覧ください
皆様のご応募スタッフ一同心よりお待ち申し上げております