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 2008年06月 

ヤマツツジ 

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富士山の周辺や朝霧高原、近隣の山々には、ツツジの仲間も自生しています。春先に葉の出る前から紅紫色の花をつけるミツバツツジ、愛子内親王殿下のお印となったシロヤシオ(ゴヨウツツジ)、レンゲツツジが代表種です。

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3月終わりの山の芽吹きがまだそろわない頃に、紫色で山を彩るミツバツツジが咲き出します。遠くからでも人目を引くので殆どが庭木用として山採りされてしまいました。白い花で気品の高いゴヨウツツジも珍重されて掘られてしまい、レンゲツツジも以前は大きな群生が見られたそうですが、これも庭木用として採取され、少なくなってしまいました。

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富士花鳥園の園庭にはミツバツツジとヤマツツジが咲きますが、毎年枝先が折られているので残念に思います。


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花の蜜を吸う昆虫を見つけました。花粉を食べていたかもしれません。良く見かける昆虫ですが、名前が分からないので調べてみました。自信はありませんが、どうやら ヒメジョウカイ のようです。黒と黄褐色のツートーンカラーが特徴で、個体変異も顕著に見られると書かれていたので、それだろうと見当をつけました。カブトムシやホタルと同じ甲虫目、カブトムシ亜目に分類されていて、ヒメジョウカイはホタル上科⇒ジョウカイボン科に、ホタルはホタル上科⇒ホタル科に属していて近い分類にあることが分かりました。