看板の張替え
今日は、看板の張替え作業の様子をお届けします。
富士花鳥園の案内看板は、国道脇の約800mの区間内に全部で5ヶ所設置しています。サイズは横に3660mm、縦に2430mmもある大きなものです。
さて、この看板にどうやって絵を描くかと申しますと、初期の頃は複合機(レーザービームプリンター)に備わっている拡大連写という機能を利用して、A3の紙にデザインしたものを、縦9枚×横9枚=81枚に引き伸ばし、一枚一枚を丁寧に重ね合わせながら糊(ボンド)で貼り付けていました。
それから暫くすると、大判プリンターが導入されました。顔料インクを採用していましたので、耐候性には比較的優れていましたが、ラミネート加工なしの屋外利用でしたから、半年も経つと色褪せが目立ち、一年もすると印刷が剥がれてしまう為、一年毎に張替える必要がありました。
今回は溶剤系のインクを使用するインクジェットタイプのプリンターから印刷していますので、耐候性に期待が出来ます。用紙幅も大きいので、こんなに大きな看板も2枚の貼り合わせだけで済んでしまいます。
シールタイプの印刷紙なので、裏紙を剥がしながらシワにならないよう気を付けて張っていきます。風のない日を選んで作業しますが、大型バスやトラックが横切ると風が巻き起こって大変です。
このあとは丁寧にシワを伸ばし、空気を逃がして完成します。
この看板ですが、枠組みの溶接、塗装、設置、屋根の加工と取り付けも、全てうちのスタッフが行った仕事です。看板に写っている花は植物スタッフが交配して育て、ベンガルワシミミズクもここで繁殖して育った個体です。それを写真に撮って編集したのも私達で、印刷だけは神戸花鳥園に頼みましたが、それを貼り付けたのがここに写っているメンバーです。「自分たちの使うものは自分たちで作る」 簡単な表現でまとめてしまいましたが、これも私達の道であり、誇りであります。その一例として紹介しました。
- [2008/06/11 13:55]
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