ヨツバヒヨドリ
園庭に咲く植物 Vol.21ヨツバヒヨドリ(四葉鵯) 学名:Eupatorium chinense subsp. sachalinense
キク科 フジバカマ属
サワヒヨドリ(沢鵯)、フジバカマ(藤袴)、ヒヨドリバナ(鵯花)の花は互いによく似ていて区別がつけにくいですが、葉のつき方、葉の切れ込みを見れば判断しやすいと思います。ヨツバヒヨドリの場合、葉が3?5枚輪生するのが特徴です。咲き出しの頃です。
Eupatorium (ユーパトリウム) は、紀元前1世紀(132-63)の小アジア地方のポンタスの王 Mithridates Eupator 「ミトリダテス ユーパトール」 の名前にちなんだもので、ミトリダテス王は、フジバカマ属の植物を毒薬として最後に仰いだそうですが、常に政敵から命を狙われる立場にあり、日頃から毒薬を服用して耐性を身に付けていた為に死に至らず、苦しんだ末に部下に命を絶たせたというエピソードがあります。
参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ヨツバヒヨドリの名は、ヒヨドリが山から下りてきて鳴く頃に咲く花 「ヒヨドリバナ」 の変種として考えられ、輪生する四つ葉の特徴が名前につけられたと思います。
吸蜜植物で、チョウ、ハチ、アリなどが集まってきます。
- [2008/07/26 10:00]
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