プロカンベンス
フクシアの原種を紹介します。
プロカンベンス F.procumbens
ニュージーランド原産で、枝は細く匍匐するように生長し、岩場や砂地に這うように生えています。fuchsia属 procumbens節 に分類される唯一の種で、次の特徴が挙げられます。
フクシアの中では、ただ1つの黄花であり、花弁は退化してありません。蕚はチョコレートブラウンで反り返っており、蕚筒は太く短い。
耐寒性はありますが、耐暑性はありませんので、夏は涼しく管理します。
F.procumbens variegata
昨年の夏、イギリスのナーセリーで入手してきたものですが、この様な斑入りのタイプも存在します。
F.procumbens variegata F.procumbens
比べてみると、蕚の色の違いも分かりますが、雌しべがあるか、ないかに注目してください。フクシアは普通、球根ベゴニアに見られるような雄花と雌花とに分かれることない、一体構造になっています。
しかしこの種に関しては、気候条件によっては、雌しべを持たない雄花とに分化する特質があります。
- [2008/10/26 11:30]
- フクシア |
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