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4℃差 

開園前に撮影した写真なのでまだお客様の姿は見えませんが、盛夏の頃の花の状態を見てもらうために撮影しました。
080810.jpg球根ベゴニアは夏の暑さに弱く、高温多湿な日本の気候では栽培が不向きなことは良く知られたことです。
それなのに富士花鳥園が周年開園できるのには、理由のひとつに夏の涼しさがあるからです。それは、朝霧高原という立地上の天然の涼しさと、水温10℃の地下水を利用した空調の涼しさによるものです。その他にも、遮熱や断熱、遮光、ミストなどの工夫が施されていますが、こちらの紹介は改めて行うとして、実際にどれだけ涼しいかを、数字で見てもらいたいと思います。

080810-2.jpgこれは温室の環境制御をしているコンピューターの管理画面です。この画像を取り込んだのが8月9日 AM 9:47:58 で、左上に表示されている28.1℃がこの時の外気温です。その横にあるお日様マークが入射量を示すものですが、この2つ要因が、温室内の温度と大きく関係してきます。
これに対する内気温は、Air temp. で示されている24.4℃ですから、この時の内外気温差は約4℃あったことがわかります。

080810-3.jpg冷房の能力には上限がありますので、いつでもこれだけの温度差を保てるわけではありませんが、人も花も鳥も過ごしやすい環境をめざしています。

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