球根ベゴニア新品種
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こんにちは 植物スタッフの篠原です。
GW最終日の日曜日は「母の日」でしたが、皆様はお母様にプレゼントをお渡しになりましたか?
母の日ギフトフラワーの定番と言えば白いカーネーションですが、最近は母の日のお花のプレゼントも多様化しておりまして、結構人気があるのがエラチオール・ベゴニア(Begonia hiemalis)です。
エラチオール・ベゴニアは富士花鳥園でも交配育種しながら展示している系統で、過去にも何度か紹介していますが今富士花鳥園園内にて展示されているエラチオール・ベゴニアや富士花鳥園オリジナル新品種を何点か紹介したいと思います。
こちらは富士花鳥園の温室を入ってすぐの真上に2つ並んで展示されているエラチオール・ベゴニアです。
このエラチオール・ベゴニアはちょうど「母の日」ギフトフラワーとして今年もお花屋さんを賑やかしていた品種群です。
富士花鳥園でも吊鉢やひな壇展示に用いています。
鉢花用品種ですので枝が硬くこんもりと仕上がるタイプで、長く垂れ下がることはないのでこのような側面にスリットの入った鉢に沢山の株を植えてあげると最初の写真のような形に仕上がります。
こちらはカリスマ・レッドという濃赤の品種で多花性で大きく育つと垂れ下がる性質があるので吊鉢に非常に向いている品種です。
先ほどのようなスリット鉢に植える必要がなく、一株でもこんなに大きく育ちます。
富士花鳥園で交配育種したエラチオール・ベゴニアです。濃いピンク色が鮮やかで耐暑性が強く、私もお気に入りの品種です。
富士花鳥園で交配育種したエラチオールベゴニアです。先ほどの品種より淡いピンクで、分枝や花数が多くびっしりと咲くのが特徴です。
ちなみに、このブログの記事ナンバーが「1187(いい花)」でした。(記事をクリックしてアドレスの末尾に出ています)
ちょっぴり嬉しい気分になりました。
これからもがんばって「いい花」作ります!!!
- [2011/05/11 08:00]
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コメント
篠原様。こんにちは。
エラチも面白いですね。カリスマは以前に育てた
ことがあります。カリスマの雌花にいろんな
花粉をつけましたが、種はできませんでした。
また新品種ができましたら、紹介を楽しみに
しています。
Re: タイトルなし
>じゅんじ様
こんにちは。母の日前にホームセンターや花屋ではたくさんのエラチオールを見つけました。
ただ、だんだん品種が固定化されていますね。
出荷量とは裏腹にエラチオール育種の方はやや収束傾向なのでしょうかね?
篠原様。
エラチの育種をされているのは日本では
富士花鳥園さんと松江フォーゲルパークさんと
フラワーガーデン戸谷さんぐらいと思うのですが。
今でも花屋さんでは外国で育種した品種が中心と
思います。僕もやってみたいと思っていますが、
なかなかソコトラーナと球根ベゴニアを
同時に咲かせるのが出来ずにいます。
ソコトラーナの種を先日まいていて発芽は
してるのですが、開花まで上手くいくか
どうかわかりません。
日本で改良された品種が中心になると
良いですよね。
お邪魔しました
誕生日月で無料で楽しませて頂きました。
まだ未熟ながら趣味的にVRパノラマのを撮影させていただきました。
以下のリンクからご覧ください。
残念ながら天井を取り忘れました。
http://homepage2.nifty.com/nagata_home/birdshow/bs01.html
Re: タイトルなし
じゅんじ様
こんにちは。
日本では最近確かに新しいエラチオール育種を進めている企業は少ないですね。
私も流通に適した品種と言うより、園での展示を目的とした育種をしておりますので、
世間的にはほとんど海外品種が主流だと思います。
また、日本での現在の育種も外国品種を元に生まれた枝変わり変異品種がほとんどで、
交配育種されたものはごくわずかかと思います。
エラチオールはまだまだポテンシャルを秘めた領域だと思っています。
温室内では常にベゴニアを連続開花させることが出来るので、
交配においてその辺の心配はないのですが、自然日長下ですとなかなか大変ですね。
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