50万分の1の確率!?
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こんにちは 植物スタッフの篠原です。
今日は珍しいベゴニアが咲きましたのでアップしたいと思います。
早速じゃじゃん!と
期待はずれだと言う声がちらほら聞こえてきそうですが・・・
正体は絞り咲きの球根ベゴニアです。
2年に1回くらい現れる突然変異で、栽培株数から計算すると500,000分の1の確率で発生することになります。
数字を聞くとちょっとレアな感じがしませんか(^^;?
今までに見たのは白とピンクの組み合わせですが、今回は黄色とオレンジの派手目な花です。
蕾の状態から花弁の裏側にも模様が出ています。
雌花にもしっかり出ていますね!
この絞り咲きはおそらくキメラ(違う色の部分がそれぞれ異なる遺伝子を持っている)なので、これを親に交配しても絞り咲が出てきたことはありません。
挿し木しても何代かすると急に単色に戻ってしまうこともあり、維持も簡単ではありません。
ですから現状では突然変異を待つしかなく、非常にレアな存在になっています。
絞り咲きとは別に花弁に白い斑をもつマルモラータと呼ばれる花は遺伝しますので、交配して色々な模様の花を作出することは可能です。
上の花はマルモラータから交配選別した花で、ほんの少し絞り咲きのような咲き方をする似非絞り咲きの花です。
いつかはマルモラータからもっと絞り咲きに近い花ができればな~と妄想したりする今日この頃です。
- [2012/06/08 08:00]
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コメント
Wao!
篠原チーフ
良いのが出ましたね。
素敵ですよ。
以前、園長にスタンドで流れ縞の花を見せて頂いた事が有ります。
今回の個体、ひとしきり咲いたらピンチさえて見てはいかがですか? そして再度咲いた枝で無地花の咲く枝を摘心、捨てて行く。良い花だけ咲く株にできるだけしていく。
スタンドよりも栄養繁殖がしやすいと思いますので残せたら良いですね。
期待しています。
以前にキロンさんたちとお伺いした時に
スタンドの流れの花の脇芽を
頂いたこともあります。
その芽は一色しか咲きませんでしたか。
そんな品種が生まれるとよいですね。
今日、僕は入院から帰って来た所です。
Re: Wao!
>Cheiron様
実生の場合、絞りが出てもその他の性質がよくないことも多いので、かなりの運任せで、
この子もちょっと虚弱体質なので、ドギマギしています。
栄養系の枝変わりの場合はその辺クリアなんですけどね~
カットバックしていく方法は斑入り植物の管理に近い感じですね。
芽数が増えるほど絞りが消えてしまう可能性は下がりますもんね。
細々とでも何とか残るといいです。
Re: タイトルなし
>じゅんじ様
ご無沙汰してます。入院されていたのですか・・・
退院されて何よりです。
絞りの品種は各所で出るはずなので、ほとんど出回らないと言うことは
維持と増殖がやはり難しいのでしょうね・・・
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まとめtyaiました【50万分の1の確率!?】
こんにちは 植物スタッフの篠原です。今日は珍しいベゴニアが咲きましたのでアップしたいと思います。早速じゃじゃん!と期待はずれだと言う声がちらほら聞こえてきそうですが・・・正体は絞り咲きの球根ベゴニアです。2年に1回くらい現れる突然変異で、栽培株数から計算...
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