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ペチュニア変わり咲き系新品種 


こんにちは 植物スタッフの篠原です。

日本でメジャーなポット苗鉢花のひとつに「ペチュニア」があります。
流通量が多い人気の花苗なので、日本の花業界各社がこぞって品種改良しており、大手から中小企業、さらには生産農家やガーデナーさんと非常にたくさんの育種家が品種改良競争をしている植物です。
以前は、花着きが良く雨や夏に強い品種が求められ、そうしたペチュニアを各社出してきましたが、最近はそうした強健性だけでなく、特徴的な色や形を持った品種が増えてきました。
ペチュニア新世代が来るかもしれませんね。

実は富士花鳥園でもペチュニアの育種、行ってるんですよね~。
といっても販売流通を目的とした鉢花育種ではなくハンギングバスケット展示用にペチュニアの育種を行っています。
よく茂りながら垂れ下がり、花着きが良く、通年開花するといった性質を土台とし、花には色々なバリエーションを求めています。

今回は、今年の新品種の中からちょっと変わった特徴のある品種を紹介しようと思います。

まずはこの品種!
120718a.jpg
一見普通の花ですが、隠れた特徴があります。

120715b.jpg
基本はこのようなピンクモーンなのですが、

120715c.jpg
このように星模様が出る花が咲くことがあります。
実は、ペチュニアの模様は不安定なことが多いので、こうした咲き方をする品種が生まれてくることがあるんです。
どうやら、この品種は温度が高いとピンクモーンの花が咲きやすく、温度が低いと星模様が出てくるようです。
ですから、4月くらいまではほとんどの花が星模様でした。
今は温度が上がってきたので、ピンクモーンが殆どです。

次は見るからに異彩を放つ品種です。
120715d.jpg
わかりますか?花があまり開かず、ちりめん状に縮れます。
これ、去年生まれた突然変異なのですが、面白い特徴とは裏腹に観賞価値が低いので、淘汰しようと思っていた株なんです。
ただ、この性質が遺伝するのか気になり、もしかしたら変わった花が次代で生まれるかもしれないと、淡い期待と好奇心で他のペチュニアと交配してみたんです。

その子どもたちが今年無事咲きました!
120715e.jpg

120715g.jpg
ほんの少し縮緬状の風合いや滲み出るような独特の色合いを残し、片親の性質も入って中間的な様子。
完全に遺伝してます(^^;
今までに無い花形ができるかも!?とちょっと楽しみな系統です。

その他にも今までに無かったような花の品種が幾つか生まれています。

120715f.jpg
目立つ咲き方のユリ咲き品種。

120715i.jpg
可愛らしいシルエットの丸型とピンクスポットが特徴的な品種。

現在、レストラン裏の壁掛けペチュニアにして何品種か展示しながら生育調査・選抜しています!
お越しの際は是非ご覧下さい!

コメント

ペチュニアもいろいろな変異があり、
面白いですね。

Re:ペチュニア変わり咲き系新品種

> じゅんじ様
ここまで各社改良しているのに、まだまだ進化しそうな花ですよね。

  • [2012/07/19 07:54]
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  • 植物スタッフ 篠原
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