アブチロンの変異
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こんにちは 植物スタッフの篠原です。
相変わらずアブチロンの交配を続けていますが、花着きや株型はまだ改良の余地があるものの、花自体のバラエティーがそんなに大きく発展せず、頭打ちに・・・
もともと暖色系のカラーしかなく、単色が基本なので中々目新しい花を目指すのは難しい植物。
そこで、実生個体群の花型をいつもよりじっくり観察してみました。
こちらはウキツリボクとの交配種でF1は大抵この花型になります。
下向きに咲き、ガクが赤く花弁が黄色いというパターンです。
上記品種系をさらに交配すると大抵ガク色が消えてこんな感じになることが多いです。
いつもなら、見逃してましたが、良く見ると弁の先がほんの少し尖ってます。
こうした変異も集約すればブルグマンシアのように弁先が伸びた品種ができるかも!?
こちらは良く見る花型で、ちょっと抱えて咲くタイプです。
上の品種とは逆に、反り弁で咲くタイプです。ちょっと弁質はフリル状になっています。
こうやってくらべると全然違いますね・・・
今回の中で一番特徴的だったのがこの花型。
良く見ると、弁縁に小さな切れ込みが入ってギザギザしています。
こうした遺伝子も集約すれば面白そう!
良く見ると、結構個体差が大きく、変化は小さくても特徴的なものがまだまだありそうです。
こうした小さな変異をうまく進化させて新しい品種を作りたいですね!!
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- [2012/08/25 08:00]
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コメント
いろいろな変異が出て来て面白いですね。
変異のある株を選別して新しい品種に
するのは少し時間がかかりそうですね。
Re: アブチロンの変異
> じゅんじさま
こんにちは
育種はどうしても一朝一夕では行きませんからね~
うまいこと望んだ突然変異がポンッと出てくれるとありがたいですが(笑)
時間を掛けて練る、凝縮するという良さもありますけどね!
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