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ベゴニアの芯止め 

こんにちは。植物スタッフの林です。
富士花鳥園の温室内には、花に関する看板がいくつか展示してあります。
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↑こんな感じで雛壇に看板が掛けてあるのですが、今日は、その中の一つを紹介します。

↓こちらの看板には、大輪の花をさらに大きく咲かせる方法が書いてあります。
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芯止めとは、葉やつぼみが出てくる植物の先端(成長点)を摘み取る事です。

↓こちらは富士花鳥園に展示してある、ごく普通のベゴニアです。
ベゴニアの幹の先端を見ると、小さな葉やつぼみが次々と出てきています。
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普通は、このように花を咲かせて葉を増やし、上へと段々伸びていくのですが、
こちら↓のベゴニアを見てみると・・・(・_・)ん?幹の先端には花だけ??
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このベゴニアには成長点と呼ばれる部分が無く、芯止めされた状態になっていました。

富士花鳥園では芯止めをする事は無いので、おそらく害虫にやられてしまったんじゃないかと思うのですが、たまにこのようなベゴニアが展示に回ってくる事があります。
IMG_3231-3221.jpg
成長点を失い、行き場の無くなった栄養が花へ行き、花がさらに大きくなるんですね~(’o’)

このベゴニアの花は、芯止めされていてもこれ以上大きくならず、この大きさ(直径15cm)が限界なようです。
芯止めされたおかげで、展示出来る位の大きさになったんじゃないかな~と思います。

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