種を蒔く前に・・・
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こんにちは。植物スタッフの石田です。
もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、富士花鳥園の球根ベゴニアは種から栽培して展示・販売を行っています。種蒔きから展示・販売までの大体の流れは「種蒔き→発芽→移植→鉢上げ→選別→鉢上げ→展示・販売」ですが、種を蒔くにはまず種を蒔く為の鉢を作らなければなりません!
そこで、今回は種を蒔く前の準備段階、種蒔き用の鉢を作るところを、実際に富士花鳥園で行っている方法でご紹介したいと思います。
まずこちらが富士花鳥園で種を蒔く時に使っている素焼きの鉢です!直径6.2cm・高さ6.2cmの小さい鉢ですが、球根ベゴニアの種はとても小さい為、1つの鉢に200粒くらいは余裕で蒔く事が出来ます!
次に、蒸気消毒したミズゴケを使います。どんな風に使うのかと言うと・・・
こんな風に、鉢の高さの3分の1くらいまでミズゴケを敷き詰めていきます。
ミズゴケを蒸気消毒している間に、ほぼ同時進行で土も蒸気消毒しておきます。(富士花鳥園ではPH調整したピートモスを使用しています。)蒸気消毒の後、土をふるいに掛けて粗い土と細かい土に分けておきます。
先程のミズゴケを入れた鉢の上から、ふるいに掛けた粗い方の土を入れます。この時、鉢の一番上までは入れずに、1cm程度残しておきます。
こちらはふるいに掛けた後の細かい方の土ですが、この細かい土を、1番最後に使います。
1cm程度開けておいた鉢の上部に、上の写真の細かい土を敷き詰めて完成です!小さな素焼き鉢の中身は、下から順に、ミズゴケ+粗い土+細かい土の3層構造になっているんです!
こちらは種を蒔いた後の写真ですが、ご覧の通り、球根ベゴニアの種は1粒1粒がものすごく小さいんです。(種の端から端までの長さはなんと1mm未満です!)でも、これでも180粒~200粒くらいはあるんですよ!
種を蒔いてからが栽培管理の本番ですが、種を蒔く前にも様々な工程を踏んでいます!
■お知らせ■
なんと!期間限定で、富士花鳥園でハクトウワシのフライトショーが行われます!!
『ハクトウワシ フライトショー』
日時 11月3日(土)、4日(日) 13時30分~
場所 富士花鳥園 屋外ショー会場
詳しくはこちらの記事で!
- [2012/10/24 08:00]
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