球根ベゴニア
- ベゴニア
- | トラックバック(0)
- | コメント(4)
こんにちは 植物スタッフの篠原です。
今年は都市緑化フェアTOKYOに花鳥園グループとして出展し、私も花の手入れや花苗の売り子として準備期間から何回も会場に出向いていました。
ようやく落ち着いて園の様子をぐるりと見回ってみると、球根ベゴニアがだいぶ良くなって来ていました。
緑化フェアの準備に行き始めた時期はまだ残暑の厳しい環境で、万全とは行かない様子でしたが、温度も下がりキリッとしまった株に仕上がり弁も厚くいい感じです!
弁がしっかりしてきたので水滴も表面張力で真ん丸くはじかれています。
交配によりベーシックな花から面白い花も見られるようになりましたので、いくつか紹介します。
濃い目のピンクのフリンジ弁の花です。
やっぱり、弁が厚く立体的な花は重量感・存在感が違いますね。
普通に目の前を通ってても「おっ?」と足を止めてしまいます。
暖色系ピコティで緩やかなラッフル弁の花です。
細いピコティは中々交配で出すのが難しいです。
白地に濃い赤ローズフォーム!というビシッとしたピコティ目指しています。
衰退気味だった純白や濃い黄色も見られるようになって来ました。
質的にはもう一歩と言うところですね。
弁にもう少し厚みがあり弁数が多くなるよう改良を進めています。
サーモン系のフリンジ弁品種。
大輪とフリンジの具合の影響か、やたら弁数が多く見えて立体感があり、ひときわ目立っていました。
レモンイエローにうっすらピコティが乗ったローズフォーム。
端正なローズフォームも意識していないと発現しにくいので少なくなりがち。
お国柄もあるようで海外での評価はローズフォームの方が高いようですね。
今回注目した花がこれ。
輪は小さいけれど濃色クリムソンレッドに白いピコティがほんのり乗ります。
中々遺伝しないので発現は結構レアです。
白覆輪の系統はおそらくはマルモラータの系譜に感じますが、どうもうまく固定できませんね。
秋の球根ベゴニアもなかなか良いですよ!
温泉や紅葉の秋の行楽にあわせてなど、是非お立ち寄りくださいませ。
■お知らせ■
なんと!期間限定で、富士花鳥園でハクトウワシのフライトショーが行われます!!
『ハクトウワシ フライトショー』
日時 11月3日(土)、4日(日) 13時30分~
場所 富士花鳥園 屋外ショー会場
詳しくはこちらの記事で!
- [2012/10/30 08:00]
- ベゴニア |
- トラックバック(0) |
- コメント(4)
- この記事のURL |
- TOP ▲
コメント
篠原様。こんにちは。クリムゾンレッドに
白いピコティが乗るのは珍しいですね。
なかなか遺伝しないのかも、しれないですね。
Re: タイトルなし
じゅんじ様
白覆輪はなかなか遺伝しないですが、急に変異で出てきたりします。
マルモに近い表現だと思っているのですが、どうもうまく遺伝できないですね。
篠原チーフ 緑化フェアの会期中は、大変楽しませて頂きました。
そして、お疲れ様でした。
結局、星野園長にはお会い出来ず、お会い出来たのは西さんと篠原さんだけでした。
掛川の方は知らないのでご挨拶しませんでしたが、最後の土曜日は大変忙しそうにしていましたよ。
なかなか車の無い私たちは気軽に富士に伺う事が出来ず、今回の様なイベントは大変嬉しかったです。
お願いしていたスタンドタイプも会場迄持って来て頂きありがとうございました。
次の蕾も上がっており楽しみです。
大事にします!
Re: 球根ベゴニア
>Cheiron@Growerさま
返信遅くなってしまい申し訳御座いません。
基本富士から花苗の搬入も兼ねたピストン出張でしたので、ドタバタと忙しく大してお相手できませんで申し訳御座いませんでした。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://fujigarden.blog120.fc2.com/tb.php/1748-ed684f4d
- | HOME |
コメントの投稿