ナギナタコウジュ
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園庭に咲く植物 Vol.32ナギナタコウジュ(長刀香薷) 学名:Elsholtzia ciliata シソ科 ナギナタコウジュ属
Elsholtzia は ナギナタコウジュ属 を示す、17世紀のドイツの医者、植物学者の 「Elsholtz」 さんにちなんでつけられた名前です。 ciliataは、 縁毛(ふちげ)のあるを意味します。山や野の日当たり良いところに生え、淡紫色の花が片側にだけ集まって付きます。
「薙刀(なぎなた)」とは、長い棒の先端に刃をつけた昔の武具のことで、花のつき方がこの薙刀の刃の部分に似ています。また、芳香がシソとハッカを合わせたような香気があり、中国の香薷(こうじゅ)という薬草に似ているので、和名がナギナタコウジュと呼ばれるようになったとされています。
秋に花が咲くので、植物の一番勢いのあるときに茎葉を採取し、陰干しして乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、香薷(こうじゅ)といいます。
薬効として、解熱、発汗、利尿薬として風邪、全身浮腫、腹痛、吐しゃに用いられ、夏のおなかの冷えすぎや、冷えた物の飲みすぎなどの胃腸型感冒や急性胃炎には良く効くとされています。
- [2008/10/14 12:00]
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