ムラサキケマン
- 園庭に咲く植物
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)
園庭に咲く植物 Vol.37
ムラサキケマン (紫華鬘) ケシ科 キケマン属の越年草 学名:Corydalis incisa
朝鮮半島、中国に分布し、日本では北海道から沖縄までの各地の山すそ、草原、やぶ陰などに多く見られます。
Corydalis : キケマン属
incisa : 鋭く裂けた の意味で、
Corydalis(コリダリス)は、ギリシャ語の「Korydallis(雲雀:ひばり)」が語源です。
華鬘(けまん)とは、仏殿の垂れ下がった造花状の飾りのことで、花鳥や天女像をあしらったものが多いそうですが、この花はどうやら、その華鬘に似ていて紫色をなしているところから名づけられたようです。
全草有毒で、有毒成分は、アルカロイドのサングイナリン、テトラハイドロコリサミン、コリサミンなど。
中毒症状として、嘔吐、酩酊状態、昏睡、呼吸や心臓麻痺などをあらわすそうです。
誤食、誤飲すると、涙と唾液の分泌が増えて心筋麻痺で痙攣を起こすがあるそうですが、死亡した例は無いといわれています。
腹痛の薬として用いられたこともあるそうですが、毒草なので注意が必要です。
- [2009/05/16 00:00]
- 園庭に咲く植物 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://fujigarden.blog120.fc2.com/tb.php/404-0ef25240
- | HOME |
コメントの投稿