極大輪のストレプト・カーパス!?
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こんにちは 植物スタッフの篠原です。
梅雨ということもあって最近は天気が崩れることが多いですね。
富士花鳥園は全天候型の空調ハウスですので、雨天の際も安心してお楽しみいただけます。
先日、当園のスタッフがちょっと変わったストレプトカーパスの花を見つけたというので、今回はそのストレプトカーパスを紹介したいと思います。
話によると、信じられないくらいの大輪の花が咲いたとか…お化けみたいで怖いとか…
気になりますね…
こちらが普通のストレプトカーパスの展示風景です。
見てもらっても分かるとおり、花の大きさは大きくても卵大ですよね。
一応私の手と比べてもこんなに小さいです。
大輪の品種でもこれくらいです。
さあ、いよいよその大輪のストレプトカーパスの登場です
お、大きいッ!
いや?私の手と同じくらいの大きさですよ!
形も普通のストレプトカーパスと違い、確かにちょっぴり怖いです…
どうやら、花茎に帯化という現象が起きてこのような大きな花になったようです。
帯化とは茎が扁平に広がることを言い、茎の先端が帯状に広がったり、枝が癒着して起こります。
帯化は珍重されることが多く、身近な例では、ケイトウの花がこれにあたります。
ケイトウの鶏のトサカのような形は帯化してるからなんですね?。
ですから、このストレプトカーパスもただ大きいだけじゃなく形が偏平に変形しているわけです。
毎日たくさんの植物を育てていると、このように不思議な現象にも出会えます。
展示場でも不思議な変化を起こしている花があるかもしれません。
お客様もスタッフより先に見付けることが出来るかもしれませんよ。是非捜してみてください!
見つけたらスタッフに教えてくださいね(笑)
- [2009/06/30 09:00]
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コメント
こんにちは
珍しいですね~
私も植物に携わっていますが育てる過程での植物の変化は面白みがあります。
大きな花ですね。こんな大きなストレプトカーパスは見た事がありません。これを親にして品種改良されたらどうでしょうか。こんな大きな花を咲かせる品種ができると売れると思います。
固定できたらいいですね。種では、はたまた葉ざしでも元に戻ってしまうのか、それとも新品種として定着するのか興味深々です。
Re: タイトルなし
>じゅんじさん
コメント有難うございます。
この花は株の中でいくつかしか咲いていないので、おそらく癒着によって帯化したのだと思います。
もし、遺伝子が変化しているのであれば品種改良も面白いと思いますね!
Re: タイトルなし
>Rufusさん
コメント有難うございます。
遺伝子が変化しているかはわからないのですが、固定するとしたら交配だと思います。
今は数花しか咲いていないのですが、これから上がる花がどうなのか見守って行きたいと思います!
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