羽根の秘密。
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求人募集のお知らせです。
今日は皆さんにフクロウ達の羽根の秘密についてお知らせしようと思います。
まずはこの写真に載っている5枚の羽根ですが、どの種類の羽根だかわかりますか?
実はこの羽根の持ち主はショーでも活躍している種類なんです。
左から「カラフトフクロウ」「クロワシミミズク」「ベンガルワシミミズク」「アメリカワシミミズク」「メンフクロウ」です。
皆さんわかりましたか?なかなか難しかったと思います。
なんせ、バードスタッフでも見分けるのが難しいんです。
この写真は裏側の写真です。
表側とは違い、綺麗な模様はありませんが、どのようにして羽根が出来ているのかがわかると思います。
実際にフクロウ達に触った皆様はわかると思いますが、とてもふんわりとしていて、柔らかいと思いませんでしたか?フクロウ達は、夜行性なので、羽ばたく時に羽の音をたてないように飛びます。
その時にこの柔らかい羽が役に立ちます。
柔らかい事により、飛んでいる時、羽と羽がぶつかっても音がしにくい仕組みになっているんです。
この写真をみてもらえれば、何となくですが、他の鳥の羽根とは何か違うなぁと思いませんか?
ここには6枚の羽根が写っています。
この中の5枚の羽根は一枚目に載せた羽根ですが、1枚だけフクロウの羽根じゃないのがまじっています。
どれだかわかりますか? 実は右から2枚目の羽根です。
この羽根の持ち主は11時30分、13時30分の屋外の猛禽ショーに出演している。
「セイカーハヤブサ」の羽根になります。
どうでしょうか?この羽根はフクロウ達の羽根と比べると同じ猛禽類なのに全然違いますよね。
この写真は左が「セイカーハヤブサ」で右が「メンフクロウ」の羽根になります。
羽根の幅が違うのがわかりますか?
ハヤブサはフクロウとは違い、昼行性の猛禽なので、静かに飛ぶ必要は無く、速く飛ばないといけないので、羽根の幅を狭くすることで、速く飛べる仕組みになっています。
この写真はフクロウの羽根とハヤブサの羽根の違いを載せてみました。
羽根の先端に注目して下さい。下がフクロウの羽根になります。
少し見にくいですが先端がギザギザと切れ込みが入っているのがわかりますか?
この切れ込みが大切なんです。この切れ込みによって、飛んでいる時にここから空気が抜けて音が出にくくなっているんです。
上の羽根はハヤブサの羽根です。フクロウの羽根と比べると、先端には切れ込みが無いのがわかります。
フクロウ達はこうやって羽根を進化させて、夜の王者になったのかもしれません。
実際に生でフクロウを触ってみると、ここに書いたことが実感出来ると思いますので、
ぜひ、富士花鳥園まで足を運んで下さい。
- [2008/08/04 09:00]
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